昨年の11月にタネを植えたアマモが育ったので稙苗会に参加してきました。

4月に行われたアマモ群の説明を、
ダッシュ海岸でおなじみの海洋環境専門家・木村尚先生が詳しく説明してくださいました

大きな原因の一つは
おそらくアイゴの食害であろうということですが、
館山・・いえ千葉県内のどこでもアマモ群は減少傾向にあるということになります
これは釣り師も含めて海を糧として生きる者すべてが
危機的状況にあるということになります

それともう一つ大きな原因は
昨年襲った大型台風21号の影響です

以前にも書きましたが、どこの港も壊滅的被害に遭い
特に沖ノ島は自衛隊のフェンスが飛ばされ、アスファルトが剥がれ
瓦礫となった漂流物に覆われて危険なため、一時立ち入り禁止となりました

2008年までは、たくさん生えていたアマモ。
このアマモのおかげで、館山はとても豊かにいろいろな魚種が居て
私が釣っているシロギスも大型で、しかもたくさん釣れたんです

それが、釣れなくなったなあ・・と実感したのがここ2年ぐらい前から。
そりゃあそうです。
アマモ群が減少傾向にあったのが2015年ごろからなのですから。
そして2017年の台風後
館山には珍しいほど壊滅的釣果でした。
あれほど釣れた大型のシロギスはおろか中型小型すら全く釣れなくなりました
それが実感できるほどアマモ群は釣り師にとって大切なものだったんですね

館山の釣果が危機的状況にあると感じて昨年アマモの種植会に参加して
館山に行くたび船形漁港に通って苗の様子を見てみると…

おおお・・・
けっこう元気に育っているではありませんか(泣
自然の力ってすごいです!!

これが3月の様子。
今回植えた苗は私の想像を超えて
もっと太く、もっと長く
そしてもっとたくさんありました

アマモの苗の根っこ部分に錘＆栄養分として
貝殻で作った特殊な紙粘土を巻きつけ
それを深場は専門のダイバー・マリンスノーさんたちが
浅場は子供たちの手によって一個一個植えられていきました

でっかいウミウシや小さなウニ
カニなどが居て、子供たちは生き物を見つけるたびに大はしゃぎでした

砂だらけになって、ビショビショになって市長も苗を運びます♪

そんなこんなで2時間ほどの作業が終わり、
そのあとは館山から新舞子まで釣りをしながら帰ってきました

釣ったのは壇だけですけどね・・

これからもこの活動は続けて行こうと思います
一人の釣具屋として、釣り師のみなさんが
少しでも釣りを取り巻く環境づくりに興味を持ってくれればうれしいです

木更津店　豊崎



＊＊＊＊＊この模様は近々千葉テレビで放映されます＊＊＊＊＊＊