横浜磯子店

毎度ありがとうございます。
横浜磯子店の奈良です。今年も昨年に続きウェーディングセミナーを開催いたしました。

今年は今まで以上に多くのご注目をいただき、早期に参加者満員となり23名のお客様にご参加いただきました。ご参加いただけなかった方々には申し訳ありませんでした。次回の開催時はお早めのご応募をお待ちしております。

今回もプロアングラー、メーカースタッフ、そして海上保安庁の方々に講師としてご参加いただき、安全にウェーディングを楽しむための講習と実釣を行いました。

当イベントに十数回ご参加いただいているブレイズアイ代表のヒデ林プロからは安全面をテーマにした釣りに関して講義をしていただきました。

※一部抜粋
・海の状況はいつも同じではない。（風速や風向き、潮の流れ次第で波高や潮位が変化する。いつも同じ潮位で釣りができるとは限らない）
・富津岬の特徴。地理的特徴や特有の注意点。
・状況をみて止める判断をする。
・転倒には特に注意。ひざ下の水深でも立ち上がることが非常に困難となる。転倒した時の対処法。
・他の釣り人との距離感やマナー。先行者に対する声掛け。

ポジドライブガレージ代表のレッド中村プロからは、装備についてRBB製品を例に、詳細に解説いただきました。

※一部抜粋
・ウェーディングの基本装備。（ウェーダー、ソールの種類と選び方）
・ライフジャケットの正しい着用方法。
・ウェーダーの正しい着用方法。
・エイの危険性と注意すべき点。（エイガードとウェーダーサイズの選び方。）
・フラッシャーの重要性。（他のアングラーに気づいてもらう。事故防止）
・ランディングネットやフィッシュグリップなどランディングツールの必要性。（フックによる怪我を防止する。）


海上保安庁からは具体的な事故事例をもとに事故防止や事故が起こってしまった時の対処の仕方について説明がありました。

※一部抜粋
・どのような事故が多いのか。過去の事例を説明。
・ライフジャケットの着用で遭難時における生存率の違い。
・単独では行かず、複数人で釣行する。家族などに事前に釣行場所を知らせておく。
・天候(風、雨、濃霧)に注意し、状況によって止める勇気を持つことも大事。
・海上での事故は118番へ通報。警察を介するとタイムロスしてしまう。携帯電話を水に濡れないよう適切な状態で携帯する。

以上の3部に渡り講習がありました。

毎回、発見があり非常に有意義な時間となったことと思います。

講義がおわってからは各班に分かれてグループミーティング。明るい時間帯に実施することでフィールドの全体像を見てイメージしながら釣りの計画を立てました。

充分な休憩時間を挟み、プロアングラーが少人数を引き連れ、いよいよ実釣開始。

開始直後は比較的穏やかなサーフでの釣り、潮位は高いが、流れが強く効いており、開始直後からヒットコールが連続。潮位が下がったタイミングでは瀬のポイントへ移動するグループもありました。

■富津岬は東京湾で一番狭く突き出たところに位置した文字通りの岬。流れが非常に強く当たる場所に位置し、地形に関してもスリットや勾配の変化が連鎖し、波も立ちやすい危険なフィールドで、毎年同じ地形とはならず、経験値や判断力、細心の注意が必要となるエリアです。

流れがあたるゆえに魚とのコンタクトもとりやすいポイント。瀬のグループからもヒットコールがある中、時間は刻一刻と過ぎていきました。

途中は、渋い釣りも強いられ思うような釣果にならないこともありましたが、なにより安全に立ち回ることが優先。講義から釣りを通して、『気づく』体験ができたのではないでしょうか。

干潮になる前に全員が帰着。最後は当日の振り返りをしつつ、大物賞の進呈とじゃんけん大会で大盛り上がりのまま今回も事故、けがなくイベントを終了することができました。

釣果　シーバス40～89ｃｍ　35本、89ｃｍ2本　クロダイ50ｃｍ1枚


ウェーディングセミナーは安全に釣りを楽しむための『知識や意識』を高めていただく貴重な機会となっております。ご参加いただいた方は、この日に気づいたことや感じたことを忘れずに、今後のフィッシングライフを楽しんでいただきたいと思っております。

この度、ご協力いただいた関係者の方々にこの場をお借りして感謝いたします。

【ご協力関係者様】

海上保安庁、アピア、エクリプス(株式会社ツネミ)、ＲＢＢ(株式会社 双進)、ダイワ(グローブライド株式会社)、ブレイズアイ、ポジドライブガレージ、ロンジン、Zeeee!(キャスティング)、君津土木事務所　順不同

【運営】

キャスティング横浜磯子店　企画　奈良
キャスティング木更津店　　吉田(Zeeee!)
キャスティング本部　　川瀬(Zeeee!)