あの漫画釣りバカ日誌の舞台にもなった高知県須崎市、高知といえばカツオですがリアル釣りバカ、にとっては夢の魚「アカメ」のいるエリアです。

今回釣りバカcityを目指す須崎市の協力をいただきアカメ釣りツアーを実施しました。
アカメは浦戸湾、内浦湾をはじめ各河川の河口に生息する日本固有種の40㎏、130㎝以上にもなる怪魚とも呼ばれる魚です。日本の四国九州の一部にしか生息しない希少種でもあり、世界的にマニア憧れの魚となっています。

キャスティングでは須崎市と連携し、キャッチ後すぐにリリースを前提にイカダアカメ釣りのツアー作成実施しました。

ツアー当日は大阪、東京からのご参加に加えて、ロンビンセイルやコモドなどシンガポールを拠点に世界の釣りをガイドするLAMさんにもツアーにご参加頂きました。

ツアー結果
6月6日 釣果なし、チヌ仕掛けに食いつき3回（バラシ）、目撃多数
6月7日 釣果なし、アカメ仕掛けに食いつき2回（バラシ）チヌ仕掛けに食いつき3回（バラシ）、目撃多数

両日ともに1m以上のアカメの姿を多く確認でき、超大型の姿も確認できましたが100LBの仕掛けに食わせることができず、また食わしてもフッキングまで至らず釣果としては坊主の結果でした。筏からのアカメ釣りでの悩みどころで細糸（30LB以下）では食いますがロープと筏にこすれて取れない、太いと食わないの試行錯誤に終わりました。


ちなみに5月下旬に同筏で130㎝約40㎏が釣られており、見える大型魚に対して100LBリーダーが下限でした。

今回ツアーから学んだ筏のアカメ釣り
・アカメは筏の真下に潜んでいる
・筏釣り（ダンゴ釣り）は必須、掛かったチヌ、マダイを引き上げる途中にアカメが食いつく
・ベイトは25㎝～35㎝くらいがいい、今回は購入した活きアジ全く反応なし、マダイ30㎝位が一番食いついた
・1mに成長するのに10年かかるので、10歳以上の個体も多く賢い。いかにリアクションバイトを出すかが課題

今回ツアー参加者様反応
全員リトライされるとのこと、見える怪魚との知恵比べ、釣るまで続くとのことです。

今後イカダアカメにチャレンジする方へのコツ
・シーズンは4月中旬～11月中旬
・ルアーオンリー、持ち込み生き餌（アジ）だけでは厳しい
・いかにアカメのスイッチを入れるかがカギ、ダンゴで小魚寄せるなど
・魚体が大きいので（1ｍ以上）リーダーは100LB以上、長さ5ｍ以上、必要
・針は呑み込み防止も考慮しムツ25号～30号、即合わせ厳禁
・ドラグ10㎏以上で走らせずファイトするので耐えられるリール、ロッドが必要