NEWS

Zeeee!からのお知らせ

サーフェイスコントローラー118F誕生秘話②~たも網は正しく使いましょうw~

2022年9月20日(火) 吉田

メイン画像

Zeeee!スタッフよしだです。
さて、前回からお届けしている、サーフェイスコントローラー118F誕生秘話その②でございます。

2021年秋、遂にファーストプロトが到着

思い描いたモノが形になる瞬間、人間…
ニヤケが止まらないんですねww

1stサンプルを受け取ったその日は、仕事が手に尽きませんでした…

実釣!!

いざ、実釣。
プロトを無くせないので、回収が可能な干潟へエントリー。

ボディ形状と重心移動から、余裕で飛ぶと思い、ベイトタックルをセレクト

しかし、、、
毎キャストバックラッシュで釣りにならない!
飛行姿勢が兎に角不安定。繊細なサミングとブレーキ調整でなんとか25mぐらいは飛ぶが、射程は極端に短かった。

と、飛ばなくたって!釣れるんだもん!!

と自信を奮い立たせるも、絶対貰った系ボイルに打ち込んでも、フルシカトを頂く。

これは骨が折れそうだ…

率直な感想。
形になるのか、私に形に出来るのか…

ルアーテストに日頃利用している、漁港でプロトを眺め不安に駆られる。その間、木更津名物チャー弁は冷え切ってしまった。

考えても仕方ない!とにかく投げて、諸問題の原因をあぶり出そう!とプロトがセットされたタックルを手にしてキャスト開始。

巻きはともかく、ロッドアクションでなんとかならないかと、様子を見てみる。
なるほど
このプロトは、左右へヒラを打ちながらダートするのだな。これは釣れそう…

ん??

プロトの後方に黒く、大きな影が迫る

こ、れは喰うんじゃね??と、魚とプロトに間合いをじっくり詰めていくと、
モフッ

黒く大きな巨体は、プロトをひとのみにした!

目測90UPのシーバス。
タックルはLクラスのベイト。潜らせるとそこにはカキ瀬、潮は低い、キャッチしたら宣材に使える、みんなのヒーローになれる、モテる!!!←謎
瞬間的に最高速で回転した私の頭脳。

シーバスを怒らせず、いなしていく為、リールのクラッチを切りゆっくり走らせる。
ジワジワ寄せると、意外に素直に寄ってくる。

しかし、コチラに気付いたシーバスは猛ダッシュを開始。

そういえば、ネット忘れた…

足場は1.5mほど。抜きあげられるサイズじゃない…
どうしよう…

すると、そこへエラ洗いの音を聞きつけた、サビキ釣りのおじいちゃんが駆け寄ってきた。

私にはもう、おじいちゃんが全盛期のアーノルド〇ュワルツェネガーに見えた。マジで

頼もしい!!
たも網はボロボロだけど。
頼もしい!!
柄が伸び切らなそうだけど。

これキャッチ出来たら、新しいタモをプレゼントしよう!そう思いました。


シーバスはすっかり弱り、キャッチ態勢
おじいちゃんがネットを伸ばす。

これはもらったわ。おじいちゃんありがとうね!!

!!?

伸びたネットの先端は、何故か頭頂部にあるプロトに一直線。


スコッ


???

シーバス:「??」
私:「・・・」
おじいちゃん:「よっしゃ!やったな兄ちゃん!」

アミにぶら下がってたのはルアーのみ。

そう、見事なオート?リリース泣

私:「クソありがとうございました!!!ドン」

こうして、幻の1stプロトでの90UPキャッチは幻となったのでしたw

あの時のおじいちゃん、見てないと思うけど本当にありがとうございました!
結果はどうであれ、この出来事のおかげでその後のテストをしっかりやり切れました。

次回予告

言うことを聞かないプロト。
理想とはほど遠い状態…

しかし、不完全な状態でも大型シーバスは口を使った…
ナニかを感じた私は、真剣にプロトに向き合う覚悟をしたのであった。
次回・サーフェイスコントローラー118F誕生秘話③
「動け!動けよ!!」
ぜひ次回もお付き合いください!

Be continue…

twitterアイコン instagramアイコン youtubeアイコン
ルアー釣り風景