木更津店

木更津店よしだです
ハイシーズンを迎えた、河川の黒鯛。

いよいよシーバスよりも黒鯛の魚影が濃くなってきました。

今回は、バイブレーションを中心とした釣りにベストなタックル。および、基本的なタックルの考え方をご紹介します！

～内房河川でのルアー黒鯛の特徴～
・マチヌがほとんどで大型
・カキ瀬は少ないが、大き目なゴロタやテトラが多い
・水深が無い為、流れが速くなりがち

以上から、いわゆる”チニング”の道具ではライトすぎる傾向です。
シーバスタックルに近いくらいが良さげですが、シーバスタックルにもデメリットが…

～シーバスタックルのデメリット～
・基本的に長く、操作性に劣る
・レギュラーテーパーのモデルが多いが、反発が強すぎる傾向
・スピニングリールだとパワーが無く、手返しも落ちる。

上記から、ベストなタックルは…

現在、バイブレーションを中心とした釣りで使用しているのが

フィッシュマンBEAMS LOWER7.3L

Ｌクラスのロッドですが、バットパワーがしっかりあり大型のシーバス、黒鯛、そこそこの青物まで負けません。全体的に鞭のように曲がりしなやか。
黒鯛は口が堅いイメージがあるかもしれませんが、硬い口にハリを刺すことはほぼ不可能。針掛かりするのは唇です。軟組織である唇は、強く引っ張ると切れてしまいます。
そこで、パワーがありつつしなやかに曲がり込むこのロッドがベストマッチ！

現在使用しているのは、ジリオンＳＶＴＷ1000ＸＨＬです。
７～20ｇ前後を使用する釣りにベストなリール。しっかりブレーキが効きつつ伸びる特性なので、ショートキャストで、手返し良くキャストしていくこの釣りにかなりマッチします。
頻繁にキャスト～リトリーブを繰り返す釣りなので、コンパクトなサイズ感と、いろんな握りに対応するデザインがgoodです！
また、ドラグ引き出し音も鳴るので暗闇でも安心してドラグを使用したやりとりが可能なのも良いですね。

引き抵抗の大きいルアーを使用し、巻き合わせをすることが多いのでハンドルノブは滑りにくく、指の引っ掛かり感があるパワーライトノブＳサイズに変更しています。

～ラインセッティング～
メイン：ＰＥ1.2号
リーダー：フロロ3号

基本的に、メインを太くしリーダーは極力細いセッティングです。

まず、メインが太い理由は”ラインの食い込み防止”の為です。
ベイトリールで引きの強い魚を釣ると、スプールの上に巻かれた糸が下層に食い込んでしまう現象が起こります。これは細い糸ほど起こりやすく、キャスト切れやラインブレイクの原因となります。
これを防ぐため、ＰＥは太めを使用している訳です。

次に、リーダーは細い理由は2つ。根掛かり対策と、ルアーの操作レスポンス向上の為。

まずは、根掛かり対策。たしかに、根ズレのことを考えると太いリーダーを使用したくなりますが、リーダーが太いと万が一根掛かりが外せず、切ることになった際ＰＥラインから切れ、水中にリーダーを残すことになります。
水中に残ったリーダーは、さらにほかの根掛かりを誘発し、負の連鎖を引き起こします…
これを防ぐ為、リーダーをなるべく残さないためあえて細くしています。

そして、ルアーの操作レスポンス向上。リーダーの太さはルアーの機動力に直結します。太いリーダーでは抵抗が大きく、ルアーの俊敏さが損なわれます。
根を感知し、躱そうとしてもルアーの動きが鈍くて引っ掛かる…リーダーが太いとルアーのフックを伸ばすことで回収が出来るかもしれませんが、経験上根掛かりの多くが岩やテトラに挟まる事が多いです。これを未然に回避する為にはルアーの機動力がとても大事。俊敏でレスポンスの良いルアーは結果として釣果ＵＰにも繋がります。

ちなみに、かなりの数の黒鯛をこのラインシステムで獲っていますが、根ズレによるブレイクは皆無。うまくいなすことで十分に上がります。

まれに、すごいの掛けて根ズレで切られた！なんて話も聞きますが、おそらくスレですｗ

ごくごく一例ですが、ぜひご参考にしてみてください♪

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